ヴェネツィアかくれんぼ

ヴェネツィアで迷子になろう

初のヴェネツィアはどこを見るのか

初めてのヴェネツィアではどこでなにを見るのでしょう。

帰ってきてから自分の撮った写真と、彼の撮った写真を比べてみて、ずいぶん違うなと思いました。

1日目、朝一でドゥカーレ宮殿

f:id:miomiumoon:20200427184915j:plain

Scala d'Oro

定番の「黄金の階段」

 

f:id:miomiumoon:20200427185948j:plain

San Giorgio Maggiole



ドゥカーレ宮殿ならではの眺め 

向かいにある島のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会

 

f:id:miomiumoon:20200427190651j:plain

donna velata

 

超絶技法のベールの女 大理石?!


f:id:miomiumoon:20200427192716j:plain

prigione

ドゥカーレ宮殿の奥、ため息橋を渡るとそこは牢獄

できれば「シークレットツアー」がお勧めですが、予約が取れなかったので。シークレットツアーでなくても新しい方の牢獄は見ることができます。

f:id:miomiumoon:20200427193941j:plain

armeria

大量のさまざまな武器  

ヴェネツィア3日しかないので弾丸ツアー

f:id:miomiumoon:20200427183230j:plain
Vista dall'isola San Giorgio Maggiore

今回の1ヶ月ヨーロッパ周遊の目的は、私としては2つありました。
ひとつは、もう30年前ですが卒業旅行でまわった美術館などの再訪。あの頃はまだ何も知らず、時間も足らず、
「また来るから」と諦めて追い出されてきたオルセーやルーブル、ヴァチカン。
あのときも1ヶ月近く周遊したのですが、添乗員つきのツアーで日程も組まれており、自由に滞在を伸ばすことはしませんでした。
その後、度胸もついて、個人で行くようになってからは、ヴェネツィアにも1ヶ月半ほど滞在し、
ほぼすべての教会、美術館、博物館を回りました。このブログのほとんどは、そのときの記事です。
もうひとつの目的は、マニアックな海外滞在はしているが、王道の観光旅行をしたことのないパートナーに、
ヨーロッパ、そしてヴェネツィアを味わってもらいたいというものでした。
彼はイタリアは2回目(1度目はナポリ、ローマ、フィレンツェ)。
今回はローマ、ナポリ(日帰りポンペイ)そして初ヴェネツィア
立てた日程は、
1日目、サンマルコ広場ドゥカーレ宮殿、サンマルコ大聖堂、
サン・ザッカリア教会、サン・ジョルジオ・マッジョーレ教会で鐘楼に登る、
フラーリ教会&適当に散策
2か目、天気次第でヴァポレット24H券を買って島巡り、運河巡り
3日目、自由予備日 夜は夜行列車でウイーンヘ

とにかく時間が全然足りなかった。
ヴェネツィアで不可欠な、自由散策時間があまりとれず、ヴェネツィアの魅力を伝えきれなかったのが悔やまれます。
また、じっくり回りましょう。

アパルタメントにチャレンジするなら 2

f:id:miomiumoon:20200419105303j:plain

stivali

クローゼットの中に長靴がありました。

ホテルでも貸してくれるかもしれませんが、最近のヴェネツィアでは必須ですね。

 

良いところをいろいろ書いてきましたが、ちょっと面倒、不便さが気になる人はやめておいた方がいいかもという点もあげておきます。

 

鍵の受け渡しがちょっと面倒

例えば夜遅くに着くと鍵を受け取れないとか、今回のように早朝に着くとオフィスが開く11時まで、荷物も預かってもらえないなどの不便さはあります。

今回はオフィスまで行ったので、時間的な縛りは緩かったのですが、前回は家の前の広場で待ち合わせでした。待ち合わせ時間に遅れると追加料金がかかったり、夜だと特別料金になったりしました。交通機関の遅延が怖かったので、遅めの時間を指定したため

広場で1時間近く待つことに。雨だったりしたらちょっと辛いですね。

 

トラブルに急に対応できない

ホテルならフロントに電話すればよいことですが、アパルタメントはすぐそばに頼れる人がいません。

トラブルというほどでなくても、食洗器の洗剤がどれか分からないとか、家の鍵がなかなか開かないとか、洗濯機がいつまでも回り続けているが壊れてるのかな・・・といった困惑。そもそもホテルならそんなこと発生しませんもの。

そんなことはイタリアあるあるですが、そういう不便さがすごく負担という方には、残念ですがアパルタメントはハードルがちょっと高い感じです。

楽しむための旅行ですから、自分に向いていないことを無理にすることはありません。

 

f:id:miomiumoon:20200419112710j:plain

ネコの門番と交渉中

異国の常識の違いなどを楽しむのが旅行、なんでもチャレンジしたい、むしろ困惑したいという方は、イタリア向きなので、ぜひアパルタメント滞在を楽しみましょう。

 

アパルタメントにチャレンジするなら 1

ヴェネツィアはホテルも高いし、アパルタメント滞在にチャレンジするのもいいです。

 

アパルタメントの良いところ1、とにかく広い。

f:id:miomiumoon:20200418115924j:plain

sala da pranzo

f:id:miomiumoon:20200418120439j:plain

salone

f:id:miomiumoon:20200418120754j:plain

la camera da letto

ヴェネツィアのホテルは狭いので、何部屋もあるアパルタメントは本当に広く感じます。

今回の家は、ベットルーム、リビング(ベットにできるソファ2つあり)、キッチン、ダイニング(4人掛けのテーブルあり)、バストイレ、洗面所。60㎡はあるでしょう。

4人まで使えるので、1人あたり1泊5000円くらい。ホテルよりお得ですね。

 

アパルタメントの良いところ2、キッチンもあるので料理ができる。

f:id:miomiumoon:20200418114435j:plain

cucina

近所のスーパーで、旅行で不足がちな生野菜や、パンと生ハム、チーズ、お総菜屋さんでなんだかわからないどおいしそうなものを買って、ラビオリとかをブロードでスープにしたり。お菓子屋さんでケーキを買ったり。

基本的な調味料やコーヒーは置いてあるものを自由に使います。直火式エスプレッソメーカー(マッキネッタ)もあるので、いつでもコーヒーが飲めるのが嬉しい。

f:id:miomiumoon:20200418114510j:plain

cena

アパルタメントの良いところ3、自由に使える。

今回はバスタブより洗濯機を優先して決めました。窓の外に物干しロープがあるので

天気が良ければ太陽に気持ちよく乾かせます。アイロンもあるし。

f:id:miomiumoon:20200418122653j:plain

vestito

 朝もゆっくりできるし、いつでも気軽に帰って来られる。昼を家で食べるとか、トイレに寄るという使い方もできます、これがかなり便利。

 

 

 アパルタメントの良いところ4、異国を堪能できる。

f:id:miomiumoon:20200418143710j:plain

tomino

たとえ1、2日でも家として使えるのは気楽です。スーパーや市場で興味をそそられるものがあっても、ホテルでは調理もできませんし、部屋で食べるにしても食器もない、テーブルもない。アパルタメントならできます。買い物がぐっと土地の人に近づきます。スーパーでチーズを買って、フライパンでこんがり。軽い夕食のメインディッシュになります。

 

 興味を持ちましたか?

どこの予約サイトでもカテゴリーにアパートがあるので、今では気軽に借りられます。

昔を思うとインターネットやスマホがどれだけ便利なものか。。。

是非、ヴェネツィア人になってみましょう。

たどり着けるかアパルタメント

f:id:miomiumoon:20200417204220j:plain
vista della finestra

今回1ヶ月ほどヨーロッパを周遊して
泊まったのはホテル、アパート、サービスアパート、ゲストハウスなど。
名前はいろいろありますが、
アパートは掃除やシーツタオル交換がない
サービスアパートは掃除やシーツタオル交換があるという感じでしょうか。

選ぶときは場所と間取りを見ますが、
実際に借りるときにポイントになるのが、
鍵の受け渡しがどうなるのかというところかも。

今回のアパートは、オフィスに鍵を取りに行って
アパートには自力で行きます。

このオフィスがはじめ見つからず、Googlemapを見ながら、ローマ広場をうろうろ。
オフィスが見つかり、手続き、鍵をもらって
簡単な地図をもらって、荷物を担いで橋を渡り、路地を行くこと10分くらいでフラーリ教会に。

うーん、土地勘ゼロだとちょっとしんどいかも。

アパルタメントはフラーリ教会の隣り

f:id:miomiumoon:20200415122904j:plain

venezia mappa

前回2013年の旅では、2週間アパルタメントを借りました。

サン・ポロの小さな広場に面したバールの二階。

ヴェネツィア本島で泊まるのは、絶対おすすめなのですが

どの地域にするか迷います。

 

利便性と安さから鉄道駅の近く「カンナレッジョ」にするか

ヴェネツィアの人たちに溶け込む、落ち着いた「ドルソドゥーロ」もいいし

でも前回のサン・ポロというかフラーリ教会の近くは

鉄道駅に行くにも、サンマルコ方面に行くにも便利で、とてもよかったので

今回もこの地区を第一希望で探しました。

 

すると、フラーリ教会の本当にすぐ隣りに、金額も内容もぴったりな部屋が。

どのくらい隣りかというと、このあたり

f:id:miomiumoon:20200415124433j:plain

apartamento

そして中は

f:id:miomiumoon:20200415124751j:plain

apartamento scala

f:id:miomiumoon:20200415125320j:plain

apartamento lampadario

f:id:miomiumoon:20200415125716j:plain

apartamento cucina

f:id:miomiumoon:20200415130153j:plain

apartamento lavastoviglie

ヴェネツィアの家なら標準装備?のヴェネツィアングラスのシャンデリア。

設備十分のキッチン、電子レンジやコンロの下には食器洗浄機も。

もちろん食器や簡単な調味料もあるので、食料品を買い出しして自炊生活。

大きな冷蔵庫もあります。

 

水回りは、浴槽こそないものの、洗濯機が! 

これでそろそろ洗いたい大物の服も洗えます。

ただ、イタリアの洗濯機にはちょっと問題があるのですが...

 

ホテルより広いし、自由に使えるのが便利です。

Wifiも当然使えます。

ただひとつ難点が。それは次の記事で。

久しぶりのヴェネツィア!

f:id:miomiumoon:20200412204845j:plain
maschera

2019年4月
前回から実に6年ぶりのヴェネツィア

前回は、イタリア語に堪能で美術もセミプロ級の友人と、
ヴェネツィア見倒れ美術ツアー2週間」byわたしがガイドで、
濃いーいジョヴァンニ・ベリーニ巡りでした。
(別に記事あるので、興味のあるかたは見てね)
miomiumoon.hatenablog.com


が、今回は
「(祝)初ヴェネツィア、こんなとこ世界中探してもないぞ、どうだー」byわたしがガイドで、
パートナーの初ヴェネツィアを祝う3日旅。
1ヶ月ヨーロッパ周遊の一部です。

ヨーロッパに入ってから、復活祭で沸くスペインを巡り、
1週間以上を過ぎた頃、ローマからヴェネツィア入りをしました。
ローマからは鉄道ではなく、夜行バスFlixbusでメストレに出て、
そこから列車でヴェネツィア、サンタルチア駅へ。

バスは、ローマのティブルティーナ駅近くのバスステーションから出るのですが
23時過ぎの出発なので駅のバールなども閉まり、バスステーションの場所もよくわからないまま
不安の中、駅から少し歩いていくと、街灯に照らされた寂しげなステーションらしきものが。
正直、一人だったら駅を離れるのが怖くて、バスに乗れなかったかも。

f:id:miomiumoon:20200412200051j:plain
Tiburtina
f:id:miomiumoon:20200412200636j:plain
Flixbus

行先はトリエステ。私たちは途中、メストレで下車します。
早朝5時半くらいに着くらしく、起きれるかも不安。
起きれなかったら、予定外のトリエステ観光になっちゃいます。それも楽しいか。

初めてのFlixbusは予想以上に快適で、なんと座席が横に少しスライドしゆったりします。
Wi-Fiも電源も十分使えて安心しました。
そして、まだ真っ暗な5時過ぎにメストレ到着。

f:id:miomiumoon:20200412200916j:plain
Mestre

ヴェネツィア・メストレ駅はまだ陸地側の駅。
ここから、ヴェネツィア本島の駅ヴェネツィア・サンタルチア駅まで1駅移動します。
この列車でのヴェネツィア入りが私は大好きなのです。

f:id:miomiumoon:20200412201852j:plain
ponte liberta
もちろんヴェネツィアらしく水上タクシーとかで行くのもいいのですが
ヴェネツィアまでの長い「リベルタ橋」を渡っていくと、海の向こうに蜃気楼のように見えてくる鐘楼などが
ヴェネツィアが水の街であることを実感させてくれて
どきどきしちゃいます。

f:id:miomiumoon:20200412202313j:plain
veneziaS.L

10分ほどでヴェネツィア・サンタルチア駅に到着。
駅を見る限りでは、まだヴェネツィアがどんな街なのかよく分かりません。
私が初めてこの街に来た時、添乗員さんに「タクシーでホテルまで移動します」と言われて
車移動なんだと思ったほど、何も知らなかった頃。
駅を出て、目の前に突然広がる運河を見たときに、この街に恋をしたのです。

f:id:miomiumoon:20200412203102j:plain
Di fronte alla stazione Venezia S.L