初冬の風物詩のようなものでした
それが近年 毎年40回以上もおき
昨年の12月には156cmという異常な水位を記録
サン・マルコ広場も80cmの冠水という
もう長靴どころの騒ぎではありません
ヴェネツィアは100年後には幻の街になってしまうかもと懸念されています
イタリア政府はこれに対し
3か所の水路に幅20メートルの可動式水門を78基も設置するという
遠大な計画に着手しました
その名も「モーゼ計画」
名前の由来は「電気機械実験モジュール」の頭文字からだそうですが
もちろんあのモーゼのことも指しているのでしょう
ヴェネツィアをめぐるこの問題は高潮だけでなく
海岸の浸食問題 ヴェネツィアの潟内の環境問題などもからみ
賛否両論・・・
いずれにしてもこの奇跡のような街が消えてしまわないことを
願うばかりです
写真はGoogleMapでみるマラモッコ水路 白く伸びる堤防