この航路はブラーノとトルチェッロを結ぶだけのもの
日本人の観光客はほとんど見かけませんが
好奇心旺盛なドイツ人たちでいっぱいになります
この島にはかつては1万人以上もの人が住んでいたといわれています
それが川の浸入で沼地化がすすむにつれ病気がはやり
いまやぽつりと教会や鐘楼だけが残されるだけとなりました
そのサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂は7世紀に建てられ
11~13世紀の華麗なモザイクがいまでも完璧に残っています
鐘楼に登ってみましょう
見渡す限り水でおおわれ、川に浸食された島の様子が見られます
そう、ここラグーナはまさに水と戦いながら人々が暮らしてきた土地なのです
ヴェネツィアも同じ
こんなところにあんな街をつくるなんて・・・人というのはすごいものです
遠くに見えるその姿は少し物悲しく
ますます現実味のない夢の記憶のようでした