ヴェネツィアかくれんぼ

ヴェネツィアで迷子になろう

ヴェネツィア散策 なぜそこを撮るのか

 

3日間の弾丸ツアーでしたが、やっぱり時間が足りませんね。何の目的もなくぶらついて楽しむのがヴェネツィアの一番楽しい味わい方だと思います。

散策途中で彼が撮っていたものをランダムに並べてみました。

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Ponte della Costituzione

これは駅すぐの大運河にかかる4番目の橋。カラトラヴァ橋の名前のほうが分かりやすい。ガラスの橋で雨の日は滑りそうでちょっと怖い。車いすなどはこのカプセルで渡す予定だったのでしょうが、乗れなくなっていました。

 

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Teatro La Fenice

オペラハウス「フェニーチェ劇場」急に現れたので、なんだこの建物!と驚いていました。

 中はすごく豪華とか。私も入ったことない。

 

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Basilica di San Marco

定番のサン・マルコ大聖堂。現在は司教座がおかれていますが、1800年の初めのころまでは、ドージェ(共和国総督)の礼拝堂でした。内部は黄金のガラスモザイクが見事です。カメラ不可なので写真はありません。窓が小さく暗いので、ライトアップされる時間帯に入るとよいでしょう。ガラスモザイクはキラキラするように、わざとでこぼこに並べられているそうです。2階に行くと、かなり近くからモザイクを見ることができます。

 

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Frolian

 サン・マルコ広場にある最古の?カフェ「フローリアン」 今回は入らず。

 

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grane nabe

巨大な船が入ってきました。地中海やアドリア海を巡るクルーズが沢山あるそうです。サイズ感がおかしい。

 

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Basilica di Santa Maria della Salute
これまた定番のサルーテ教会。

 

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gondola

 天気がよかったので、ゴンドラ渋滞。

 

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gondola
こちらは、たぶん5月のセンサというお祭りで行われるゴンドラレースの練習。

 

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calle
ヴェネツィアといえば路地。これくらいなら2人ぎりぎりすれ違えますね。

 

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calle
さらに狭い路地。これは一人分しかない。こういうところで向こうから他人が来たらどうするか。どちらかが、バックします。長い路地だと大変。住んでいる人も、観光客が入ってくるとうんざりかも。

 

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torcello bar

 トルチェッロ島のバール、一休みしたかったんだね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェネツィア カフェばかり

今回はアパルタメント滞在だったので、スーパーで食料品を買って家で食べましたが

食べ物を撮った写真を集めてみました。

 

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0427 mattina

1日目、早朝目覚ましのカフェ。ヴェネツィアのサンタルチア駅のおしゃれなカフェで。

 

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0427 pranzo

歩きまわってお腹が空いたので、適当にサンドウィッチとカフェ。フェニーチェ劇場近く。

アパルタメントの近くのスーパーCONADで買い出し。袋は有料なので、エコバックもって行きましょう。

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drogheria

 

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0428 cafe murano

2日目、歩き疲れてムラーノ島で甘いもの補給。

 

 

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0428 cena

夕食は家で簡単に。スープとサラダとチーズ。

 

ヴェネツィアのサンタルチア駅のカフェには大変お世話になりました。

2階にイスとテーブルがあり、1階で買って2階で座って食べることができます。

 

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cafe a stazione

 

きれいなトイレもあります。トイレはお客さんしか使えないようになっており有料となりますが、駅の有料トイレを使うなら、カフェを頼んでここで使わせてもらう方がいいですね。レジで支払時に「トイレが使いたいです」というと、入場用のコインをくれます。

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cafe a stazione

 

3日目のマニアック紀行 3  ゲットー

3日目のマニアック紀行 その3は、ゲットーです。いわゆる「ユダヤ人居住地」ですね。シェイクスピアの「ベニスの商人」にも登場します。世界で一番古いゲットーといわれ、鋳造所(ゲットー)跡につくられたため、ゲットーと呼ばれるようになったそうです。

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mappa Ghetto Nuovo

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Ghetto Nuovo
四方を運河で囲まれ、かつては日没時には橋を閉じられ外出ができなくなりました。狭い地域に住むため住居は縦に伸び、6階以上もある高い建物で囲まれています。建物の中は迷路のように通路があり、シナゴーグ(礼拝所)などもいくつも入っています。

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Ghetto Nuovo

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Ghetto Nuovo

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Ghetto Nuovo

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Ghetto Nuovo

ゲットーには、ユダヤ料理のレストランや伝統的なユダヤのパンを作っているお店などもあります。

 

また、外からは見られないシナゴーグは、ベネチアユダヤ博物館のガイドツアーで

入ることができます。今回は時間が合わず行けませんでしたが、2016年のゲットー500年記念のトレーラーで、その美しい姿を見ることができます。

 

youtu.be





3日目のマニアック紀行 2 クエリ―二・スタンパーリア

3日目のマニアック紀行 2はクエリ―二・スタンパーリア。知る人ぞ知る著名な建築家カルロ・スカルパが手を入れた、貴族の館。現在は美術館ですが、図書館やカフェもあり、ショップ、カルロ・スカルパの中庭などは無料で回れます。

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ingresso

入り口からはあんな庭があるとは思えません。

 

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piano terra

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passaggiata

淵のある通路、なんかちょっとどこを歩けばよいのか迷ってしまいそう。

 

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canaretto

小運河側に入り口を増設 階段状のアプローチが面白いです。

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giardino

 

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giardino1

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giardino2

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giardino

小さい敷地内にさまざまな仕掛けを施した庭。気持ちの良い空間です。

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interno

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interno

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interno

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interno

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soffito

私も大好きなスカルパですが、彼も気にってくれたようで写真がいっぱいでした。

美術館側はかつての貴族の館そのままで、あまり込み合うこともないのでお勧めです。夜遅くまで開館しているので、折るの散策ついでに寄るのもいいですね。

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3日目のマニアック紀行 1 サン・ロッコ同信会館 

3日目はチェックアウトまでの時間で、アパルタメントから徒歩2分の「サン・ロッコ同信会館」へ行きます。

http://www.scuolagrandesanrocco.org/home/

ここは絶対に行きたいと思っていたティントレットの聖地で、私は初めての渡伊のときからなんども行っています。パートナーにもぜひヴェネツィア派の力を見せつけようと連れて行きました。

同信会館とは同じ宗派の人たちの集会所のようなところ。ここは聖ロッコの同信会館です。聖ロッコは医療の聖人。

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Scuola Grande di San Rocco

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Scuola Grande di San Rocco piano terra

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Tintoretto

1階はヴェネツィアらしい梁むき出しの天井に大理石の床、絵画がぐるりと取り囲みます。ここだけでもティントレット爆発で、私は大興奮。

私だったら有名な絵を撮っちゃうなと思いつつ、パートナーの目がどこを向いているかを知るのは面白いです。

2階に上がりましょう。

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Scuola Grande di San Rocco 1p

うーん、圧巻の天井画ですね。額縁で囲まれたような絵はキャンパスに描かれています。フレスコではありません。この天井画については、ティントレットの面白いエピソードがあるのですが、それはまた別の機会に。

 

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Scuola Grande di San Rocco soffito

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Scuola Grande di San Rocco soffito

この天井画を見るのに首が痛くならないよう、鏡が用意されているのですが、A3サイズほどもあって、木枠でとても重い。確かに鏡に映してみるのは楽です。。。

この重い鏡を持ってふらつきながらみんな漂うように思い思いの場所を見ます。

描かれているのは、聖ロッコの逸話などですが、撮られた写真を見ると彼は別の所にとても執着していたようでした。

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sculture

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sculture

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sculture

壁は一面木彫で覆われ、本棚のだまし絵(彫刻)と柱の所には様々な職種のリアルな人物像。

よく見ていくとこの同信会は財力がすごかったんだなと感心。そして目玉の磔刑図。

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Crocifissione

何故この絵を縦に撮るのか不審に思うも、素通りされなくてよかったとほっとしました。何度見てもこの構図のすばらしさ、思い切り斜めラインがティントレットですね。

この絵を見ると私は、写真家セバスチャン・サルガドの神々しい写真を思い出します。

 

サン・ロッコ同信会館は、彼も気に入ってくれたようで、とても嬉しかったです。教会や博物館などがいろいろあって、どこにしよう迷ったら、ぜひお勧めします。

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ヴェネツィア弾丸3日目 すこーしマニアックに

ヴェネツィア弾丸3日目はすこーしマニアックにいきましょう。

リアルト橋やサンマルコ広場などのメジャーな観光地はもう行きました。船にも乗ったし、大運河の水上散歩もしました。

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ponte di Rialto gabbiano

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vaporetto tramonto

さて、3日目。今夜は夜行列車でウィーンに移動する日です。今日のおすすめメニューは3つ。ひとつは、ヴェネツィアの誇る偉大な画家ティントレットがこれでもかと見られる「サン・ロッコ同信会館(スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ)。もう一つは、ヴェネツィの偉大な建築家カルロ・スカルパの改築「クエリ―二・スタンパーリア」そして最後のひとつは、ゲットーです。

 

たとえメジャーな観光地でも、一味違う楽しみ方がしたかったら、とにかく突っ込むこと。一歩深いところまではいってみるのが重要です。ヴェネツィアのちょっと懐の深さを味わってもらいたくて、私はこの3つを選んでみました。もちろん他にも面白いところはたくさんあります。古本屋が沢山ありますし、あちらこちらでコンサートや声楽などもやっています。ゴンドラに乗るとか、貴族の暮らしを垣間見ることのできる博物館や、ヴェエンナーレ会場、おいしいジェラート、1700年代からあるカフェで優雅になんていうのも思いで深いものです。でもすべてはできないので、今回はこの3つに絞ってみました。

 

 

ヴェネツィアの店さまざま

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giro giro
ヴェネツィアは風景も絵になりますが、ウィンドウショッピングも楽しみのひとつ。仮面のお店、ガラスのお店。絵になります。

今回の旅では散策時間をそれほどは取れなかったのですが、普通のツアーでもそうでしょう。迷路のような路地に、フリータイム30分といわれても、戻ってこれなくなりそうだし。サンマルコ広場で解散、再集合といわれてそんな遠くには行けないなと思っても大丈夫。どこの路地でもウィンドウショッピングが楽しめるのがヴェネツィア。適当に歩いてみましょう。


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negozio de maschere
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negozio de maschere
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negozio de maschere

仮面のお店は本当にたくさんあります。種類も様々。有名な絵画をデザインに取り込んだり、動物のモチーフもいろいろ、レースで作ったり。どこか(他国)で作ってお土産物として並べられている店もあれば、そのお店の奥が工房になっている伝統的な店舗もあります。仮面だけでなく、衣装一式を扱っているカーニヴァル専門店みたいなところも。


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negozio di vetro
ヴェネツィアといえばもう一つ、ガラスのお店もたくさん。アクセサリーや花瓶や食器などの実用的なものから、インテリアまで。様々に趣向を凝らしたガラス製品が美しく並びます。

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creature di vetro
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creature di vetro
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creature di vetro
小さな生き物を得意とする有名なお店。本物そっくりなムール貝、ちんあなごには笑ってしまいました。


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negozio di tessuti
交易国だったヴェネツィアには、布地のお店も多くあります。


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bar
お菓子屋さんやバールのウィンドウには思わず欲しくなるようなお菓子が。


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ponte di Rialto
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Ponte di Rialto
リアルト橋の上にも店がズラリ。フィレンツェのベッキオ橋も橋の上には貴金属のお店が並びますが、リアルト橋は店の裏側にも通路があるので、橋からずっと大運河を見ることもできます。白い屋根の下が店舗です。